上山院長ブログ

2018年08月

2018.08.27

塩の魅力

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

味覚の中で、私が一番重視しているのが“塩味”です。

塩の製品も種類が多く、そのミネラル成分は様々であり、比較してみました。

マグネシウム含有量が飛びぬけて多いのが、「ぬちまーす」と「雪塩」です。

「ぬちまーす」は『常温瞬間空中結晶製塩法』で特許を取得しています。

ミスト発生装置で海水をミストとして吹き出し、その背後から温風をあてて結晶化させる方法です。

一方「雪塩」は水分を蒸発させる結晶化に、通常2日間程かけるところを、2秒間で終わらせているのが特徴です。

いずれも、にがり成分まで結晶化させているため、ミネラル分特にMg含有量が多いです。

見比べてみると、かなりの差があることがわかりますね。

私が高頻度に使用しているのは、黒岩塩です。

独特な香りや味が美味しさを引き立ててくれるので、何にでも使用しちゃうのですが、特にお気に入りメニューが、お豆腐にえごま油、黒岩塩、黒胡椒が定番の一品です。

その時々で薬味を色々追加するのですが、お勧めですので、是非お試しください!

100g中

岩塩

岩塩

ピンク

食塩

(精製塩)

食卓塩

ぬちまーす

雪塩

海水

地殻

Na(g)

38.6

39.9

39.0

39.0

29.3

30.3

30.8

2.3%

K(mg)

555

102

100

0.35

1140

859

240

1.5%

Ca(mg)

102

106

22.0

0.03

440

625

400

5.0%

Fe(mg)

60.6

1.33

-

-

0.41

1.61

-

6.3%

Mg(mg)

30.8

56.4

18.0

0.13

3620

2810

700

2.9%

Mn(mg)

1.35

0.04

-

-

0.0053

0.273

-

0.1%

Zn(mg)

0.76

-

-

-

0.73

0.185

-

-

S(g)

0.74

-

-

-

-

1.65

-

0.05%

お塩は味の決め手ではあり、お料理や目的で使い分けるのが良いように思います。

以前、京都で、「京ぎをん浜作さん」の料理教室に通ったことがあります。

その時にお塩の微量な違いによる味の違いを教えて頂き、面白いなと思いました。

塩は重要なミネラル源でもあり、栄養学としてはやはり、体調にも合わせ変えていく事が薦められますね。

是非意識して取り入れてみて下さい!!

2018.08.21

引っ越ししたら…

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

私の引っ越し歴も、数えてみれば16回になっていました。

新天地でまず何をするか、徐々に決まってきました。

誰でもそうかとは思いますが、やはり大事なのは“食”です。

良い食材がどこで購入できるのか、探すことから始まります。

特にお野菜は地産地消が望ましく、地元のお野菜が手に入るところを探します。そのようなお店には、不揃いなお野菜があることが多く、安心できます。

最近では、同じ大きさ、形のお野菜たちが陳列されているのを見るのに飽きてしまいました。

また、お野菜の中でもトマトを良く使うのですが、最近とても困っています。それは“糖度が高い!”事です

トマトは野菜か果物なのか、結論は「場合による」だそうです。糖度が高くても良いのでしょうが、「私は酸味のあるトマトが好き」なんです。たまに絶妙なバランスのトマトに出会うと嬉しくなります

今は徒歩圏内で2店舗、地元のお野菜を購入できるところを発見できました。

鹿児島に良い食材は色々ありますが、まだ見つからない物もあり、徐々に見つけていければと思います。

2018.08.16

生活に欠かせない”ケイ素”、人体にも必須?

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です

「ケイ素」を最近よく耳にしませんか?

ケイ素含有サプリメントやケイ素濃縮溶液は体に良い、という事でしたが、でも「ケイ素は石英で水晶でしょ?」と、まったくピンときませんでした

ですがただ良いケイ素だけでなく、悪いケイ素もあるとうことで、どういうことなのか、まずは整理してみました。

ケイ素(英: silicon)は、原子番号 14 の元素で、元素記号は “Si”

ケイ素は酸素に次いで地殻上に2番目に多く存在する元素で、鉱物の主成分として存在しています。

そして、放散虫・珪藻・シダ植物・イネ科植物などにおいて、二酸化ケイ素の形として骨格に利用されていますが、栄養としての必要性はよくわかっていないようです

シリコンはケイ素の事ですが、“シリコン”は頭皮に悪い、と話題になっています

シャンプーで“ノンシリコン”と強調されている製品が多いですよね。これは、シリコン樹脂をさしています

またシリコーン(sillicone)は、ケイ素を含む有機化合物の総称で、天然には存在しません

油状、ゴム状、樹脂状などの形状のものがあり、潤滑油、接着剤、など様々な用途に使われています

高純度な単体ケイ素は、半導体として用いられています

byダンドリープロから

また形成外科医にとって身近なシリコーンは、乳房再建時のインプラント製品です

ナトレル製品の概要説明では、「シリコーンエラストマーシェルに、ソフトで凝集性のあるシリコーンゲルを充填している」と記載されています

以上を見ても、ケイ素は実に多様な形態をとることができ、私たちの生活に欠かせない元素であることがわかりました

構造上の違いで、「結晶質と非晶質」に区別され、「水溶性と不溶性」があります

植物の中のケイ素は「非晶質で可溶化率が高く、発がん性なし、そして粒子が小さいため、吸収率が高い」そうです

一方、水晶などの鉱物は、「結晶性で不溶性であり、発がん性あり」に分類されています

結局、「ケイ素がヒトに与える良い効果は何?」という感じですが、水溶性で非晶質のケイ素濃縮液製品は、

・アルカリ性であり、腸内細菌の善玉菌の活性化する
・骨の原料であるコラーゲンとカルシウムを接着させ、骨の密度を高める
・血管の内膜の幹細胞を活性化するため、動脈硬化予防となる
・肝臓や腎臓を回復し、デトックス効果を促進する
・ケイ素はマイナスであり、マイナスに帯びている有害金属を吸着し、排出させる
・抗酸化作用が高い

等ということが挙げられています

まとめると、「細胞骨格に必要な原料であり、高いデトックス効果を有する」ということでしょうか

今回今まで注目していなかったケイ素が、実はこんなに活用されていることを確認できました
しかし、口から取り入れたり、塗ることで得られるメリットに対して、自分が納得するには、もう一歩でしたので、更に調べを進めて、またご報告したいと思います

by高尾粒子系素材技術ホームページから

2018.08.08

火山灰対策には鼻腔洗浄から

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

鹿児島に住むようになり、一番困ったことは、“火山灰”です。

鼻や喉の疼痛が持続するようになり、鼻閉感も強くなりました。

ここで思い浮かんだ対策が“鼻洗浄”です。

アーユルヴェーダや分子栄養においても、鼻洗浄が薦められる事を知ってはいました。しかし鼻洗浄には抵抗がありました。

なぜなら、幼少時にスイミングスクールに通っていた時の鼻から鼻腔に水が入る嫌な感じと、その頃の中耳炎手術の思い出が、若干トラウマのようになっていたからです。

しかし通常の口からのうがいでは効果がないため、とりあえずやってみようと思い立ちました。

結果は良好です!痛みは軽くなりました。

鼻洗浄は、鼻腔洗浄や鼻うがいとも言い、液体を鼻腔からいれ、もう一方の鼻や口から出し、鼻腔内を洗浄する事です。

顔には副鼻腔ふくびくうという上顎じょうがくどう前頭ぜんとうどうこつどう蝶形ちょうけいこつどうという空洞空間があり、それぞれ異なりますが、鼻道と交通しています。

鼻や副鼻腔は、異物や病原菌が体内に入らないようにも働いているので、良い状態でないと感染症にかかりやすくなる原因になります。

そして、以前より疑問に思っていたので、この機会に火山灰には何が含まれており、どんな害があるのか調べてみました。

火山灰はマグマや既存の岩石の細粉です。

桜島の火山灰には結晶性のシリカが多く含まれています。

IVHHNによると、In vitro実験において、4μm以下の吸入可能な火山灰で、水酸基が産生されました。それは肺の中でDNA損傷や炎症の原因となり、結果的に肺疾患を引き起こす可能性があると指摘しています。

また火山灰表面の鉄粒子が、フリーラジカル生成に関与しているようです。

火山灰が多いときは、硫黄の臭いがするなと感じていましたが、悪影響を与えるものに“火山ガス”も重要です。

有害ガスとして二酸化硫黄ガス(SO2)と硫化水素ガス(H2S)が取り上げられており、桜島は主にSO2ガスのようです。

吸い込むと呼吸器や眼、鼻を刺激され、高濃度だと死に至る可能性もあります。

市内の測定局においても、濃度の高い日があり、その影響は少なからずあるでしょう。

桜島に限らず活火山は日本に129もありますし、PM2.5や黄砂、排気ガスなど大気汚染物質は現在のところまだ影響は大きいようなので、身を守る方法の一つとして、「鼻洗浄」は良いように思います。

参考資料

火山灰の健康影響地域住人のためのしおり:防災科学技術研究所(2007)

International volcanic-health hazard network:IVHHN、

http://www.geocities.jp/ychojp/ivhhn/guidelines/health/ash_health_japanese.html

桜島火山の岩石:国立研究開発法人産業技術総合研究所

https://gbank.gsj.jp/volcano/Act_Vol/sakurajima/vol1/text/exp01-1-5.html#

坂本昌弥・木下紀正(2015)桜島火山噴出物の大気環境影響.鹿児島県立博物館研究報告(34)49-64

坂本昌弥・木下紀正(2018)桜島火山噴出物の大気環境影響.鹿児島県立博物館研究報告(37)89-99

坂本昌弥・木下紀正(2017)桜島火山周辺の大気環境.VISIO (47)149-169

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