上山院長ブログ

2020年08月

2020.08.27

Inbodyを測定してみましょう

Inbodyは痛い事もなく、1分間で体成分組成を分子レベルで測定することが出来る、優れた体組成計です。

こちらの機器でも、勿論誤差はでますが、家庭用の体組成計に比べると、かなり高機能です。

これまで体組成を調べるには、MRI検査や二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)と、誰にでも簡単にできるものではありませんでした。

それを考えると実に活気的ですね。

なぜ体組成を知る必要があるのか?ここは重要なポイントです。

多くの人が体重だけに注目しがちですが、それがつまづきポイントなのです。

重要なのは“バランス”です。同じ体重の人でも、筋肉量と体脂肪量のバランスが異なり、そのバランス次第で、健康とも不健康ともなります。

BMIや見た目だけでは、実際の体のバランスは不明瞭で、自覚するのは難しいのです。

ですので検査で客観的に、自分の今の状態を知るという事が大切になってきます。

筋肉・骨は人の土台であり、若さの源です。ここから進んでいく先の分岐点を、より望ましい未来の方へ進んでいくためには、まずは今の状態を確認される事がスタートです。

未来予想ができていないと、「〇歳になってから、一気に病気がちに・・・」なんてことになりかねません。

誰もが必ず衰えてきますので、人生設計をするうえで、お金と共に身体もセットで考えていきましょう。

  

2020.08.13

分子栄養学症例 ②

症例 20代 女性 Bさん

目的:月経(生理)不順改善、美と健康増進

既往歴:卵巣嚢腫、アトピー性皮膚炎

 

初潮は中1頃、生理不順を認め、産婦人科受診し、19歳からピル内服フォロー中。20歳頃エコー検査で卵巣嚢腫を認め加療された。

アトピー性皮膚炎は高校生時症状が強かったが、大学生頃から症状改善している。今でも時折症状が強くなる時がある

 

〈採血結果からわかる問題点〉

・ビタミンB6不足

・ビタミンB3 不足

LDLコレステロール低め

・低血糖疑い

・ビタミンB12、葉酸不足

・隠れ炎症疑い

・亜鉛/銅バランス不良:亜鉛不足

・マグネシウム不足

・ビタミンD欠乏

 

<指導内容)

・亜鉛摂取

・ビタミンD摂取

・マグネシウム摂取

・プロバイオティクス

・グルテン、カゼインフリー

・ω3の活用

 

〈今回のポイント〉

/亜鉛バランスの不良は、問題です。多くの女性が実は銅過剰傾向で、ノルアドレナリンが上昇傾向になり、強い不安感やヒステリーの原因になります。また産後鬱や敏感肌、月経困難症との関連性も指摘されています。あなたの不調は、栄養のアンバランスのせいかもしれません。

一度確認されてみても良いかと思います。

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