上山院長ブログ

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2018.12.11

私の高濃度ビタミンC活用法

 ビューティーコアサポート外来院長の上山です。

最近、久しぶりにひどい風邪をひきました。

ひとくくりに風邪といっても、症状や程度は様々で、なかなか厄介です。

今回は咳、喀痰、鼻汁が多く、息苦しい状態でした。

体調不良時、多くの人は消化吸収能力も低下します。

そんな時、私は迷わず“点滴”です。

お決まりは高濃度ビタミンCを連日投与することです。

不調時は、通常時よりビタミンCの需要が上がりますので、いつも以上に摂取する必要があります。

個人差はあると思いますが、私は2日続けて点滴投与すると、調子が良くなります。

“体づくりに取り組むと、何が違うのか”

勿論風邪をひきにくくはなりますが、全くかからないわけではありません。

大きな違いは、「回復の速さ、回復経過の質」でしょう。

以前の私は治った後も倦怠感が持続していました。

分子栄養学的なメンテナンスを実施してからは、症状は一見同じように経過していたとしても、全身としては楽なのです。

私が重視しているのは“効率と質”です。

“効率と質”の観点からその時々で、1番良いと思われることを実施していますので、必要があればもちろん薬も内服します。

ですが薬の多くは、体を元気にするためのものではないので、私自身は出来るだけ飲まないで済むように、メンテナンスをしています。

最近ぐっと寒くなってきました。

これから風邪やインフルエンザが増えてきます。

まずは体内に侵入させないことが重要です。手洗いうがいをしっかりとしながら、免疫アップのメンテンナンスを心掛け、良い冬をお過ごしください。

2018.11.27

禿髪、薄毛治療には

 毛髪は個性の一つです。

髪型で印象が変わります。

薄くなると、髪型を楽しめなくなりますし、やはり老化を感じさせます。

国内で男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia:AGA)に悩んでいる人は、約1260万人、つまり男性の20%という事になります。

加療の選択肢は、たくさんありますが、代表的なものは以下になるかと思います。

・育毛剤:Pelo baum、リアップ
・内服:プロペシア、ミノキシジル
・ヘアフィラー:Dr.CYJ、HARG療法
・植毛

内服加療は、全身的影響があるため、私は推奨していません。

ポストフィナステリド症候群も問題となっており、The Post-Finasteride Syndrome Foundation(PFS財団)が設立されています。

勃起障害(勃起不全)の発症は1%未満と記載されていますが、実際の発症率は提示されている数字より高いだろうと指摘されています。

問題なのは、恒久的な勃起障害になり得ることです。

男性も女性も、いつまでも性機能は維持したいものではないでしょうか。

このようなことから当院では内服加療は採用していません。

お値段や発毛効果、副作用など考慮し、今のところ最適と思われるDr.CYJのヘアフィラー、併用が薦められるPeloBaumのシャンプーリンスを採用しています。

これは男性だけでなく、加療が難しい女性の薄毛にも効果が期待できます。

薄毛の原因として、栄養不足が主因だっだりすることもありますのでお悩みの方は、ご来院頂ければと思います。

関連画像

〈参考文献例〉

フィナステリドやデュタステリドの5α-還元酵素阻害薬内服による永続的勃起障害について:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28289563

2018.11.19

ほくろやイボなどの除去について

 今回ほくろやイボなどの除去について、詳しくご説明いたします。

切除(切縫、くりぬき)かレーザーでの除去になるのですが、どちらにしても傷跡は必ず残ります。

ですが「いかに綺麗な傷にするか」これは形成外科の本業でもあり、大事なポイントです。

ただとればいいというものではありません。

除去後の経過フォローも、とても大切です。

欠点のない方法は今のところありませんので、利点と欠点を天秤にかけ、最もベストな方法をご提案しています。

一般的な“ほくろ”は、母斑細胞性母斑や色素性母斑といいます。

ほくろは、良性腫瘍の一つであり、徐々に大きくなる可能性があります。サイズが大きくなることもありますし、盛り上がってくることもあります。

急速に大きくなったり、自然と出血したり、潰瘍化するなどの症状があると、悪性皮膚がんを疑うことになります。

しかしゆっくりと大きくなるものであれば、良性であることがほとんどですので、心配しすぎる必要はないでしょう。

ただ盛り上がったりすると高頻度に触ってしまったり、自ずと注目しがちです。

病理組織検査に提出し、検査する必要があるものは、切除手術となり保険診療となります。

ほくろの加療は基本的に自費での診療です。

レーザーでの加療も、基本的には自費診療となります。

再度お伝え致しますが、ほくろやイボの除去において、ただ除去すればよいというものではありません。

何をしても傷跡は残りますが、いかに綺麗な傷跡にできるかが重要です。

〇切除手術とレーザー除去について

〈切除手術〉

局所麻酔下に切除します。約1週間後抜糸になり、場合によりその後テープ保護などを継続して頂きます。

利点:再発リスクが少ないです

欠点:傷の長さが腫瘍の約2倍になります

   傷が盛り上がることがあります

   ひきつれ感がでることがあります

〈レーザー除去〉

局所麻酔下に除去します。腫瘍の大きさによりますが、約1~4週間

被覆材貼付や、軟膏塗布テープ保護の処置が必要になります。

利点:除去範囲は腫瘍より一回り大きめの除去になりますが、創部は縮小して治癒していくので、傷跡は実際の大きさより小さくなります

欠点:切除手術と比較して、再発リスクがあります

   大きいと陥凹した傷跡になる可能性があります

特に顔面は治りが良い部位であり、レーザー除去が薦められます。

大きいものほど、傷跡が長くまた大きくなり、その分目立ちやすくなるので、気になった時に除去することが薦められます。

どちらの加療にしても、しばらく赤味がでます。

徐々に落ち着いてきますが、個人差があります。

手掌、足底、頭部の腫瘍は、基本的にレーザー除去はできません。

頸部から下は顔面と比較すると、治癒経過が不良となるため、レーザーでの除去は積極的には勧められません。

しかし腫瘍タイプやご希望により、レーザーの方が綺麗な傷跡になりますので、まずはご相談して頂ければと思います。

2018.11.13

最適な”触れるケア”とは

 ビューティーコアサポート外来の院長、上山です。

私は長年、様々な触れるケア、マッサージやカイロ、指圧などを受けてきました。

“肩は皆硬いもの”と思っていましたが、人によりこんなに柔らかい肩があるのかと、驚いたことがあります。

どのケアも一次的には良いのですが、“揉み返し”があり、かえってだるくなる事も多々ありました。

その理由は何か、見直してみました。

以前は強めの圧でケアされる方が好みで、“ゴリゴリ”と押して頂いていたように思います。

結論として、“痛い”と思うようなものは、良くない影響が大きいという事です。

そもそも凝りとは、血流不良により、乳酸や老廃物の排出がスムーズでない事や、必要な栄養素が不足するなどにより筋肉の柔軟性が失われた状態と指摘されています。

そして “揉み返し”は、筋肉繊維や筋膜の挫滅による炎症から起こる症状といわれています。

傷ついた組織は、硬くなります。

徐々に軟化しますが、炎症が繰り返されると、硬いままになります。

これでは悪循環であり、本来の目的を達成することが出来ないままです。

では適切な触れるケアとは何でしょうか?

“手当て”というように、皮膚に触れるケアには様々な良い効果があります。

皮膚には触覚などの感覚受容器や、情報伝達物質、またホルモン受容体が存在しています。

なかでも注目されているのは、“オキシトシン分泌が促されること”です。

半減期が1~6分と短く、経口投与では脳内濃度上昇に繋がりませんが、繰り返し皮膚に触れる行為により、分泌は促進され、しかもその効果は長期間に渡り持続します。

マッサージチェア等では得られない心地よさの理由は、ここにあるように思います。

そして「触れ方」に大きなポイントがあります。

最もリラックス効果が得られるのは、「秒速5㎝のスピードで、400~800gの圧である」という報告があります。

今までの私からすると、結構ソフトなケアに感じます。

人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、リラックスよりも緊張に傾く施術は、誰にとっても効果を下げてしまうことになります。

局所的なリラクゼーションを促し、そこから脳へ良い情報を送ることで全体的に癒されるようなケアが最も良いように思います。

ビューティーコアサポート外来でのリラクゼーションでは、その効果を重視し、ベストケアを提供ができるよう取り組んでおります。

今まで強めのマッサージを好まれていた方も、まずはソフトケアを試されてみては如何でしょうか?

2018.07.10

睫毛の育毛剤を比較しました

 当院で採用する製品には、こだわりがあります。

それは、「自分自身が使用してみて、続けたいと思うもの」であることです。

そこで今回当院で取り扱っている睫毛育毛剤についてご紹介したいと思います。

まず私がこれまで使用したことのある、睫毛育毛剤を比較してみました。

元々緑内障の治療点眼薬に含有されていた、ビマトプロストの睫毛を成長させる作用に着目したことが睫毛育毛剤の始まりと言われています。

これによりできた製品がグラッシュビスタやルミガンです。

その後に開発されたものがブローブローで、これまでとは異なる有効成分になります。

グラッシュビスタやルミガンの評判は既に認知されているかと思います。

では、ブローブローはどうなのでしょうか?理論理屈は前提として必須ですが、やはり実際に使ってみてどうなのかという事が一番知りたいですよね。

あくまでも私個人の実感ですが、遜色なく効果があります!

私の睫毛も維持できていますし、眉毛も増えました。

量も1本で約3ヶ月分はあり、とってもお得です。

心配される副作用も今のところはありませんので、ブローブローを愛用しています。

注意点は、あくまで育毛剤であることです。種のないところには何も生えないのと同じで、毛母があるところにしか効果はありませんよ~

商品名

グラッシュビスタ

ルミガン

ブローブロー

製造会社

アラガン

ペロバウム

開発国

アイルランド

(米ファイザーが買収)

韓国

使用部位

睫毛

睫毛、眉毛

有効成分

Bimatoprost

Oligoeptide41・42・54

Decapeptide

Acetyl Decapeptide3

アルギニン、ビオチン

含有量

1ml中0.3㎎

5ml

10ml

他成分

ベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、リン酸一水素Na・七水和物、
クエン酸水和物、塩酸、水酸化Na

フェノキシエタノール、ヒアルロン酸Na、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリン、グリシンソジャ(ダイズ)油、二NaEDTA、水素化レシチン、クエン酸、オレイン酸Na

副作用

メラニンの増加、充血等

特になし

値段

6100~14000円(税別)

5184~6240円(税別)

2018.04.11

4月より新規メニューが始まりました

 心待ちにしていた春がやってきました🌸

私のモットーは”強く・美しく・個性的に”であり、大事にしている言葉は「聡明剛毅」です。

ビューティーコアサポート外来では、「生涯を通して成長し、その人らしく生きていける」事のサポートを目指しています。

そのために必要だと思われるメニューを、徐々に増やしています。

4月からは、鍼やマッサージ、点滴の新規メニューができ、そして制汗+消臭効果のあるデオドラント製品:”D-シリーズ”の販売を開始しました。

スマートエイジングは、世界中で重要課題の一つとして研究されており、どんどん進歩しています。

取り組んだら取り組んだだけの良いことがあるので、私自身健康貯金の効果を実感しています。

ですので多くの方の幸せに貢献できるものは、積極的に挑戦し、広めていきたいなと思っています。

当院に足を運んで頂けることを、スタッフ一同心よりお待ちしております(^^♪

2018.01.13

プラセンタの肝機能改善効果が凄い

 

今回γ-GTPに注目したいと思います

γ-GTPはγ-グルタミル基を転移する酵素です。

肝臓では、肝細胞のミクロソーム分画で産生され、細胆管、毛細胆管などの細胞膜に移動して機能するため、肝・胆道系の疾患で血中に流出するので、肝機能の指標となります。

アルコール多飲時でも高くなるため、これまで指摘された人も多いのではないでしょうか?

そもそも私のγ-GTPは20台でしたが、飲酒量が増えると共に上昇し、40台で推移するようになりました

身体作りする中で、元気になってきた事もあり、逆に飲酒量は増量してしまいγ-GTP値は変わりませんでした

そのような中、週2回ラエンネック2Aの投与を実施するようになりました

すると、2週間後には30台、2カ月後には20台へと改善を認めました

プラセンタ皮下注

開始前

2週間後

2カ月後

γ-GTP(μ/L)

44

31

28

肝機能の改善において良い効果があることは知られていますが、数値としてもここまで改善するとはと驚いています

プラセンタ注射では即効性の効果を実感できるのですが、それは肝臓が元気になることが大きな要因なのかもしれません

飲酒量が多いのはやはり問題ですので、注意しましょうね(;^ω^)!

2017.12.19

プラセンタとビタミンCの良い関係!

 ビタミンCは多くの効能があり、人気のサプリメントの一つです。

その効能の一つに“抗酸化作用”があります。

プラセンタにも抗酸化作用があるのですが・・・

ビタミンCとプラセンタを併用すると、何と“協奏効果”があるようです!!ヽ(^o^)丿

(協奏効果:複数の構成要素が連携し合うこと。)

高橋先生の演題による有益な情報を、羅列したいと思います

★プラセンタの抗酸化力は、急激な効果ではなく、緩徐に効果を発揮し、長時間効果を維持できる
★プラセンタの効果には、濃度相関性がある
★豚や馬のプラセンタサプリメントとメルスモン注射での効果を比較したところ、抗酸化力が最も持続したのはプラセンタ注射だった
★ビタミンCとプラセンタを併用すると、ビタミンC単独で投与するより抗酸化力はより高く、かつ高い時間がより長く維持できた

まとめとして・・・

「プラセンタはビタミンCの活性を増幅維持する可能性があり、酸化・還元のbalancerとしての機序も期待される」

と、これは凄いですね!!

ビューティーコアサポート外来では、高濃度ビタミンC点滴を実施しています。

それは分子栄養・美容どちらの面においても有効であり、身体作りのサポートとして欠かせない効果があるからです。

今回は抗酸化力に対する評価でしたが、ビタミンC・プラセンタそれぞれの他の効能においても、同様な協奏効果を期待できるのではないかと思いました。

可能性はまだまだ広がっていきそうです!(^^)!

高橋良樹. プラセンタ(メルスモン®)の作用機序. 日本胎盤臨床医学会2015(16);p58-68

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