上山院長ブログ
2023.03.20
ボディメンテナンス分野を振り返ってみて
自然科学の始まりは紀元前600年頃タレスに発するともいわれています。
生命の真理とは、終着点の見えない魅力的なテーマです。
タレス自身哲学のみならず、数学、天文学、工学、建築学という多岐に渡る分野に精通しており、実際知ろうとすると幅広い学びが必要なのでしょう。
私が心にとどめている一例をご紹介すると、仏教では「一切は苦である、無常である、無我である」それが根幹なのだそうです。
なので科学者が物質の因果関係を研究している一方、仏教では生きる苦しみを乗り超える事を専門分野とし、苦しみの因果関係を研究しているという解説により、宗教学の必要性を咀嚼できました。
そこから思ったのですが、ボディメンテナンスとは、アンチエイジングのみを目的とするよりは、生き方のサポートであり、同様なことではないかと。
どの方向に進み、何を改善すべきかを知るためには知識が必要ですので、検査はその助けになりますが、降りかかる問題を作るのが本人なので、それを解決できるのも本人でしかなく、何かを改善したいと思っている本人が“今”から行動を変えなければ良い結果がでることはありません。
すぐに行動に移せる人は何をしても良い結果を生みやすく、行動を変えられない人は当然ながら改善することはないですね。
自分は変わりたくないけれど、結果だけ良くしたいというのは無理なのです。
私は常に実体験しながら模索していますが経験上、なかなか硬い脳の持ち主でも、瞑想やヒプノセラピー、チャネリングなどはまず一歩進むためには有効のようで、別のアプローチも必要です。
現在日本の医学部では、西洋医学しか学べないのですが、医療という分野においてごく一部でしかなく、これまでの歴史にもみられるように、現在は変遷期の段階なのでしょう。
一つに固執すると道は閉ざされるだけですが、視野を広げると道が開けてくるものですね。
2023.02.21
Project Blueprint
“Be the next evolution of human.”
正に今に合った取り組みで、このようなプロジェクトにはワクワクします
どのようなプロジェクトかというと、Kernel Co.のCEOである45歳のブライアン・ジョンソン自身が取り組んでおり、「10代の若者と同じように機能する臓器を与えること」を目的としている、実に興味深いものです。
もしここで創薬なのかと思ったら、実に甘い考えです。
彼の取り組みからも、何か飲めば済むというようなそんなぬるいものではないことがわかります。
彼はドクターチームを持ち、採血検査は勿論ながらMRI検査、超音波検査等で詳細なモニタリングをしながら、一方通行の老化の歩みを進ませないための生活習慣を徹底的に実践しています
1977kcalのビーガン食を継続し、サプリメントを活用し、しっかりとした運動/筋トレに励み、十分な睡眠をとり、光治療等も取り入れ、皮膚ケアも怠らず、適切な生活習慣というものを追求中です。
その結果1年で0.75歳の老化スピードと計算され、彼の心臓は37歳、皮膚は28歳、肺活量と体力は18歳だそうです
このプロジェクトでは、肝心なことは日々の生き方であるということを実証しており、先天的な要因を除いては、良い状態を維持できれば本人の努力の結果ですし、悪い状態であれば致し方ない事もあるかと思いますが、基本的に自業自得。
生きる程にその人の生き様が自ずと体に見えてくるということですね。
このプロジェクトからも創薬にばかり注目されがちな現在の医療の風潮には疑問を感じます。
正に“Be the next evolution of human”システム含め人のあり方そのものをアップデートすべき時が来たのでしょう。
是非このプロジェクトに追従していきたいものです。
2022.12.20
脳力を鍛える
1月のラジオテーマは「脳力を鍛える」を予定しています
運動は勿論のことながら、将棋や囲碁、チェスはやはり良いなと思いますが、最も取り組みやすいのは読書です。
残念ながら日本での読書率は低下し続けており、GfKジャパンによる「読書頻度に関するグローバル調査」(17ヵ国で2017年に実施)では1位中国、日本は15位という報告でした
PISA(Programme for International Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度調査でも、日本人の“読解力”の低下が示唆されていました
優れた科学者は同時に哲学者でもあり、実は理系の人間にとっても文系全般重要な領域です。
私は最近になり本を手にすることが増え、読み応えのある本を渇望するようになりました。
今は1950~1990年代頃の岩波文庫に取り組み始めたところです。
ヒトは“文字”という残る情報手段を発明できたため、その英知は、悠か年月をこえ、後世の同種にとっても貴重な財産となっていいます
人口増加してもそのような優れた者はほんの一握りにすぎませんが、同じ境地には立てずとも、学び・活かし・自分なりの修飾を加えることでバージョンアップさせることは出来るかもしれません。
しかも今は 以前と異なり、望めばお手頃価格で誰もがいつでもその知識を共有できるという、何と嬉しい時代なのでしょう。
鍛えない限り伸びることはなく、ましてや今あるものさえ失われていく一方ですので、成長期のヒトは当然ですが、20歳過ぎてからこそ脳を鍛錬することに向き合い続けていかなければならないでしょう。
娯楽としても良いですが、思考力が深まる、脳内電気信号が刺激される一冊をまずは見つけてみて下さい。
2022.11.15
12月ラジオのメインテーマは「Life innovation」
イノベーションとは、物事の「新機軸」「新結合」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」のこと
一般には新しい技術の発明を指すという意味に誤認されたりしますが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自律的な人・組織・社会の幅広い変革を意味します(by wikipedia)。
ささいな事、大きな事様々ですが、この時代の変わり目に取り組むべきことは数々ありますよね
見直すとおかしな社会的通念や仕組みもあったりして、もっと色々テーマに挙げたかったのですが気になっていたいくつかをピックアップして直木さんとお話しています
その時々で十分考察し、行動していたのだろうかと疑問を感じることが多いですよね。
そしてその後放置されているものがおかしなことになっていると過去の事例でわかります
そこから学ぶことがより重要です
より良い未来のためには、一人一人が甘えたり流されることなく、常に見直し考え、行動しイノベーションを積み重ねていく事だと感じます
是非皆さんが取り組んでいるイノベーションや、気になっているおかしなことを教えて下さい
2022.10.24
バイクの教訓「亀の甲より年の劫」後半
私のバイク事情はさておき「老化の実感」の他方、悟ることが出来た一面が重要です。
それは、運転自体は実は20代の頃より今の方が上手くなっているという事実です。バイクライフを開始できる段階は、今だったと納得しました。
20歳過ぎれば老化スタート、全臓器が衰えるばかりですし、運動能力もピークより低下していく中、何故でしょうか。
一言でいうなら「経験値」です
情報処理能力のスピードは落ちているものの、脳に蓄積されている情報量は、20代の頃に比べれば、何百倍・何千倍といえますし、処理方法のバリエーションも比較になりません。
その結果、情報処理の仕方が上手くなった、ということではないかと自己分析しています。
そこでふと少林寺拳法に打ち込んでいた頃を思い出しました。
当時の監督が、力強い若者も遠く及ばない凄みのあるオーラを纏っておられ、実際理解を超える技を繰り出し今なお憧れる存在です。
その時点ではその根拠が良くわからなかったのですが、修練を続け、その年数をかけることでようやくたどり着く“境地”というものがやはりあると腑に落ちました
最近では「流動性知能と結晶性知能」とも言われていますが、刃物を仕事で扱う者としては刃物の例が響くので挙げさせてもらうと、日々磨き続けるかどうかがで長く使い物になるかどうかを左右しますよね。
ヒトも日々の修練を積むことで研ぎ澄まされていくのか、それともただひたすらに錆びて朽ちていくだけなのかという事なのでしょう。
私のバイクライフは一例にすぎませんが、要は挑戦し続けることがキーです。大型二輪の講習段階であんなにバイクを倒す人も珍しいでしょう、バイクにはごめんなさい、ですが「倒れたら起こせばいいじゃん」、挑戦に挫折はつきものもの、いかに立ち上がり続けるかの積み重ねが“年の劫の力”、老化・終着点と常に向き合いながら自己研磨していきたいですね。
2022.10.21
バイクの教訓「亀の甲より年の劫」前半
大型二輪免許は、中型二輪免許取得後から長年のブランク開けでの取得でした。
ギアチェンジが中型の試験以来であり、久々のバイクの運転は驚くほど大変で、反射神経や情報処理能力など生物として全般的な衰えを痛感することになりました。
バイクは全身を常に使います。体幹でバランスを保持しながら微調整し、四肢それぞれで異なる操作をする必要があります。中型から大型へは技能12時間だけで良く、通常であれば短いほど良いのでしょうが、ブランクがある身ではプレッシャーでした。
試験で予定されている走行コースは2コースで、当日のくじでどちらかに決まります。
ですので、普段からこの2コースを記憶し、どちらでも走行できるよう練習します。
最初口頭だけで指示されますが、全く覚えられませんし、またS字、一本橋、クランク、急制動・・・こんなに大変だっただろうかと挫けそうでした。何度も何度もバイクを倒しながら、教官の前向きなご指導に励まされ、以前ではする必要もなかった日々の努力、コースを繰り返し見直して頭に叩き込み、you tubeでイメージトレーニングを続け、そして中型のバイクをレンタルして自己訓練を積み重ねた結果、無事期間内での最終試験にこぎつけました。
当然一発合格を目指し挑みましたが、あろうことかS字を2速で行くところを3速で進んでしまい、激突・転倒・・・即失格。“心が砕ける”というのが正にふさわしい瞬間でした。
結果を待つまでもないため、帰って良いと言われるのですが、大きな打撃でした。
日常のバイクは視覚で何速なのか確認できるのですが、教習所のバイクは表示がないので、難易度高いですよね。
この一連の経験は生物としての衰えと、鍛錬が疎かになっていた事実確認となりました。
その後は追加指導を1度受け、再試験で無事合格を勝ち取り、250CCからバイクライフを謳歌しています。
幼少時からの私の望みは1100~1300CC、そうなるとバイクの重量が現在のものの+60㎏以上となるので、もう数年修練を積んでからという計画です。
しかしいよいよあともう一歩という所にまできました。
私のバイク事情はさておき「老化の実感」の他方、悟ることが出来た一面が重要です。
2022.09.20
ヒトにとって脱毛はエチケット
現代人にとって脱毛は、男女ともに“エチケット”だと認識されています
またどの部位に重点を置くかについては、各国で異なります。
日本では1960年頃から、洋装ファッションの普及と共に脇脱毛が流行となったのだとか。
確かに和装であれば露出する範囲が少ないので、あまり気にならなかったのでしょうね。
そのためか今も日本人は露出する部分中心の脱毛が多いのですが、欧米や中東では男女ともにVIOの脱毛を重視しているのだそうです。
いずれにせよヒトは髪・眉毛・睫毛以外の毛は不要だと判断した生物といえます。
私も夏はノースリーブで過ごしたいので、脱毛機器の発展に感謝しています
2022.08.16
夏バテかと思ったら・・・
夏バテかと思ったら・・・
私はボディメンテナンスを継続しており、コロナ禍になってからは「免疫力」重視です。
特に25(OH)Dを意識し、80-90ng/ml台で維持しています。
ビタミンC摂取も通常以上に心掛け、マイクロバイオームケアや筋肉保持に努めた結果、体のトラブルも起こりづらくなり、回復も早くなっていました
しかし7月頃食欲がなく、体重が落ち、倦怠感が強く、早い夏バテがきたと驚いていましたが、甲状腺機能が低下していたことが分かりました。
すぐさまサプリメント調整をした結果、状態が改善し、ほっとしています。定期的に検査実施・記録するようになり10年以上のデータをストックしています。
メンテナンス領域は、まだ未知な点も多いですが、自分自身においては、データと併せながら状態を検証できるので、弱点が見えてきて、不調時自分で素早く対応できるようになり随分楽になりました。
しかし持続的ストレスに打ち勝てるものではありませんので、1日でも早くこの苦難な状況が落ち着くことを願わずにはいられません
2022.07.21
睡眠の質とメラトニン
私は今まで『眠れない・・・』という悩みを持ったことがないです。
普段は眠くてしょうがない、という状態で眠りにつきます。
年に何回か寝つけなかったり、早く目覚めたということがありますが、
ただ問題は、朝起きてからすっきり感がなかったり、仕事中に眠気を感じることがあり、眠りが浅いのかなと思っていました。
私が今までしてきた睡眠の対策といえば、まずは“照明”です。
もともと調光のできるダウンライトが好きで、夜間は暗めの電球色にしています。
また遺伝子検査の結果で、カフェインの分解が苦手であることが分かり、できるだけ摂取しない、摂取するときは朝にして、夜間は極力避けるようにしたところ、起床後の疲労感が減りました。
そして、最近新たに追加したことが“メラトニン”の摂取です。
メラトニンは松果体より生成され、コルチゾールと逆のリズムで分泌される、眠りを促すホルモンです。
メラトニンを適切に取り入れることで、コルチゾール分泌も良くなるだろうと思い、取り入れてみました。
常にというわけではないですが、活動量計での深睡眠時間は、以前より長くなりました。
凄いのは、「実質睡眠時間以上に、朝の目覚めが良い!」という事です。
昼間の眠気の問題としては、食後の低血糖も忘れてはならない問題点ではありますが、睡眠時にしっかり休めているかどうかも大きなポイントです。
私はメラトニンを摂取し始めてから、昼間の眠気が断然減っています。
よく睡眠の“時間”を気にされる方が多いですが、睡眠の“質”に着目することの方が重要のように思います。
不眠でお悩みの方、原因は様々ですので、まずはご自身の生活を見直されてみては如何でしょうか。
2022.07.14
ヒプノセラピー
人生は1度きり、と世の中的には頻用される文言。良く活用できれば素晴らしいものですが、1度なのでと精進を怠り、犯罪や努力をしない言い訳として悪用してしまっては問題外。
今回のテーマは「ヒプノセラピー」、実は“人生は1度きりでない”と密接に関係しています。
私はヒプノを脳科学だと捉えており、脳の未知なる可能性を実感しています。
物事は多面的にみるもので、1度きりとする面もあるなら、何度でもあるという捉え方もあるべきかと。
そしていずれにおいてもメリットデメリットがあり、
何度でも人生があるなら、死が怖くなくなるという利点がある一方で、罪や業、使命というものも生き方次第では、永続的に抱えていく事になる恐ろしさもあります。
そうすると今ある人生をしっかり生きなければという認識もより強いものになってくるでしょう。
数百年、数千年の時間軸の中で、今自分がこれから先の世のために何を繋いでいくべきかを考えることは大切です。硬くなりましたが、ヒプノセラピーは実用的なものですので是非お試しいただければと思います。
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