上山院長ブログ

2023.06.24

やはりB/Sスパンゲ

巻き爪や陥入爪の加療というのは、

   湾曲した爪を広げる
   肥厚した爪を適正な厚さに調整する

という2点になります。一旦変形してしまった爪、は自然に良くなる可能性は低く、物理的対応を要します。
特に爪が肥厚している場合、適切な厚みへ調整していくことが早く良くなる秘訣です。
矯正器具としては多種類あり、大区分としては樹脂製の器具を爪の中央あたりに固定するか、金属製の器具を爪の先端に装着するかの2タイプです。
現時点当院ではB/Sスパンゲと巻き爪リフトで対応していますが、99%B/Sスパンゲではないでしょうか。色々見てきた中で、今のところB/Sスパンゲが最も優れていると感じています。

利点ですが
・爪が短くても対応できる、実際先端のみ巻いているわけではないため、長く維持できる印象
・多少の炎症であれば対応可能
・器具で傷つく可能性はほぼない
・爪が割れる可能性は低く、痛みもほぼない
・自己管理が楽
・矯正期間中は1か月間隔での張替となるが、維持期間となると2~3か月程留置可能
・費用対効果から推奨できる

B/Sスパンゲはドイツ製なので、できれば日本企業のものにしたいと思っているのですが、以上の理由から現時点ではやはりB/Sスパンゲを推奨しています。

しかし重要なのは、爪のトラブルは大体において生活習慣が原因という点です。
問題が見られる際には、必ず靴・靴の履き方・足趾の使い方・インソールを見直して根本的原因を特定し、そこを改善する努力をしないと結局再発し続けてしまいます。
当院では、根治的改善を目標としていますので、再発しないためにご自身で取り組むべきところはしっかり取り組んで頂くようご指導させて頂いてます。
 

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