上山院長ブログ

 心の健康 (Mental)

2023.05.20

今こそ学び!

この約100年の人間社会の変容は、実に著しいものです。

1950年世界人口25憶人だったのが、現在80億人と急激に増えていますし、すべての技術革新から生活自体が大きく様変わりしています。
今からどの方向に進んでいくのか、全てが関わってくることになるので、自分事として注視していく必要性を感じていますが、意見も多様で正確な目測はなかなか難しいようです。
歴史的にヒトは今まで前進あるのみ、その時々の現象に合わせて社会システムを合わせてきたという印象ですが、今後はAIの発展でそれも変わってくるのではないでしょうか。
先々を予測し“地球人”としての在り方の共通指針が、より現実的に打ち立てられていく転換期なのかもしれません。

個人で取り組むべき事といえば、やはり学びの継続ではないかと思います。
私も長らく生きてきて、時代としても人生としても節目を感じるこの頃、現在幅広く学ばなければと、自分の最終着地点を見据えながら取り組み始めています。
文学、哲学、宗教学、歴史学、量子力学、犯罪学、プログラミング等々、実際の世の中の問題は一つの正答があるというわけではないので、現在から未来を判断する際には多岐に渡る事項において考察ができないと見えてこないものだと実感しています。
いづれにせよ“元気である”という事がどんな時代であっても必要要素であることは間違いなく、一旦失われてしまうと二度と手に入らないかもしれませんので、適切なエイジングケアには引き続きしっかりと取り組んでいきましょう。
 

2022.12.20

脳力を鍛える

1月のラジオテーマは「脳力を鍛えるを予定しています

運動は勿論のことながら、将棋や囲碁、チェスはやはり良いなと思いますが、最も取り組みやすいのは読書です。
残念ながら日本での読書率は低下し続けており、GfKジャパンによる「読書頻度に関するグローバル調査」(17ヵ国で2017年に実施)では1位中国、日本は15位という報告でした
PISA(Programme for International Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度調査でも、日本人の“読解力”の低下が示唆されていました
優れた科学者は同時に哲学者でもあり、実は理系の人間にとっても文系全般重要な領域です。

私は最近になり本を手にすることが増え、読み応えのある本を渇望するようになりました。
今は1950~1990年代頃の岩波文庫に取り組み始めたところです。

ヒトは“文字”という残る情報手段を発明できたため、その英知は、悠か年月をこえ、後世の同種にとっても貴重な財産となっていいます
人口増加してもそのような優れた者はほんの一握りにすぎませんが、同じ境地には立てずとも、学び・活かし・自分なりの修飾を加えることでバージョンアップさせることは出来るかもしれません。
しかも今は
 以前と異なり、望めばお手頃価格で誰もがいつでもその知識を共有できるという、何と嬉しい時代なのでしょう。
鍛えない限り伸びることはなく、ましてや今あるものさえ失われていく一方ですので、成長期のヒトは当然ですが、
20歳過ぎてからこそ脳を鍛錬することに向き合い続けていかなければならないでしょう。
娯楽としても良いですが、思考力が深まる、
脳内電気信号が刺激される一冊
をまずは見つけてみて下さい。

2022.10.24

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」後半

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」前半はこちらから

私のバイク事情はさておき「老化の実感」の他方、悟ることが出来た一面が重要です。

それは、運転自体は実は20代の頃より今の方が上手くなっているという事実です。バイクライフを開始できる段階は、今だったと納得しました。

20歳過ぎれば老化スタート、全臓器が衰えるばかりですし、運動能力もピークより低下していく中、何故でしょうか。

一言でいうなら「経験値」です

情報処理能力のスピードは落ちているものの、脳に蓄積されている情報量は、20代の頃に比べれば、何百倍・何千倍といえますし、処理方法のバリエーションも比較になりません。
その結果、情報処理の仕方が上手くなった、ということではないかと自己分析しています。

そこでふと少林寺拳法に打ち込んでいた頃を思い出しました。

当時の監督が、力強い若者も遠く及ばない凄みのあるオーラを纏っておられ、実際理解を超える技を繰り出し今なお憧れる存在です。

その時点ではその根拠が良くわからなかったのですが、修練を続け、その年数をかけることでようやくたどり着く“境地”というものがやはりあると腑に落ちました

最近では「流動性知能結晶性知能」とも言われていますが、刃物を仕事で扱う者としては刃物の例が響くので挙げさせてもらうと、日々磨き続けるかどうかがで長く使い物になるかどうかを左右しますよね。

ヒトも日々の修練を積むことで研ぎ澄まされていくのか、それともただひたすらに錆びて朽ちていくだけなのかという事なのでしょう。

私のバイクライフは一例にすぎませんが、要は挑戦し続けることがキーです。大型二輪の講習段階であんなにバイクを倒す人も珍しいでしょう、バイクにはごめんなさい、ですが「倒れたら起こせばいいじゃん」、挑戦に挫折はつきものもの、いかに立ち上がり続けるかの積み重ねが“年の劫の力”、老化・終着点と常に向き合いながら自己研磨していきたいですね。

2022.10.21

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」前半

大型二輪免許は、中型二輪免許取得後から長年のブランク開けでの取得でした。
ギアチェンジが中型の試験以来であり、久々のバイクの運転は驚くほど大変で、反射神経情報処理能力など生物として全般的な衰えを痛感することになりました。

バイクは全身を常に使います。体幹でバランスを保持しながら微調整し、四肢それぞれで異なる操作をする必要があります。中型から大型へは技能12時間だけで良く、通常であれば短いほど良いのでしょうが、ブランクがある身ではプレッシャーでした。

試験で予定されている走行コースは2コースで、当日のくじでどちらかに決まります。
ですので、普段からこの2コースを記憶し、どちらでも走行できるよう練習します。

最初口頭だけで指示されますが、全く覚えられませんし、またS字、一本橋、クランク、急制動・・・こんなに大変だっただろうかと挫けそうでした。何度も何度もバイクを倒しながら、教官の前向きなご指導に励まされ、以前ではする必要もなかった日々の努力、コースを繰り返し見直して頭に叩き込み、you tubeでイメージトレーニングを続け、そして中型のバイクをレンタルして自己訓練を積み重ねた結果、無事期間内での最終試験にこぎつけました。

当然一発合格を目指し挑みましたが、あろうことかS字を2速で行くところを3速で進んでしまい、激突・転倒・・・即失格。“心が砕ける”というのが正にふさわしい瞬間でした。

結果を待つまでもないため、帰って良いと言われるのですが、大きな打撃でした。

日常のバイクは視覚で何速なのか確認できるのですが、教習所のバイクは表示がないので、難易度高いですよね。
この一連の経験は生物としての衰えと、鍛錬が疎かになっていた事実確認となりました。
その後は追加指導を1度受け、再試験で無事合格を勝ち取り、250CCからバイクライフを謳歌しています。

 

幼少時からの私の望みは1100~1300CC、そうなるとバイクの重量が現在のものの+60㎏以上となるので、もう数年修練を積んでからという計画です。

しかしいよいよあともう一歩という所にまできました。

私のバイク事情はさておき「老化の実感」の他方、悟ることが出来た一面が重要です。

バイクの教訓「亀の甲より年の劫」後半へ続く

2022.07.14

ヒプノセラピー

人生は1度きり、と世の中的には頻用される文言。良く活用できれば素晴らしいものですが、1度なのでと精進を怠り、犯罪や努力をしない言い訳として悪用してしまっては問題外。

今回のテーマは「ヒプノセラピー」、実は“人生は1度きりでない”と密接に関係しています。

私はヒプノを脳科学だと捉えており、脳の未知なる可能性を実感しています。

物事は多面的にみるもので、1度きりとする面もあるなら、何度でもあるという捉え方もあるべきかと。

そしていずれにおいてもメリットデメリットがあり、

何度でも人生があるなら、死が怖くなくなるという利点がある一方で、罪や業、使命というものも生き方次第では、永続的に抱えていく事になる恐ろしさもあります。

そうすると今ある人生をしっかり生きなければという認識もより強いものになってくるでしょう。

数百年、数千年の時間軸の中で、今自分がこれから先の世のために何を繋いでいくべきかを考えることは大切です。硬くなりましたが、ヒプノセラピーは実用的なものですので是非お試しいただければと思います。


2022.02.02

「うまく生きる」より「よく生きる」

あっという間に年明け2月になりました!久しぶりにブログを更新します。

今年は壬の寅

陽気を孕み、春の胎動を助く‘つまりは冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年なのだそうです。

「干支」と「二十八宿」を合わせ、丁度重なっているのが420年前の1602年。

戦乱の世から安定した世の中で移り変わる、1600年の関ケ原から1603年江戸幕府という新時代への幕開けだったわけです。

そう考えると、歴史は確かに繰り返すものであり、いつの時代も何が起こるか、その先がどうなるのかなど全く分からないものだなと実感します。

戦乱の中、手探りでこの先に続く未来をより良くするために多くの人が尽力し、懸命に切り開いて辿りついた先が”今”なのです。

現在もコロナ禍の中、多くの人が未来に向けて懸命に生きています。

そこで思い浮かぶのが、九州大学消化器外科の名誉教授であられた井口潔先生です。2021年9月、99歳でご逝去されました。

「ヒトの教育の会」を立ち上げられ、95歳で「人間力を高める脳の育て方・鍛え方」を出版されました。

今、人は「うまく生きよう」としているが、本来「よく生きよう」とすることが大事なのだと指摘されています。

「うまいこと楽して〇〇」なんていう情報や投資、セミナー、製品たちが出回っていますが、そこから得られるものは皆無ではないでしょうか。

「より良くしたい」と熱い情熱をもった人の行動から生まれたものが時代を作ってきているように私は思います。

そしてそのような方々と共に私も更に頑張っていきたいと新たに思った次第です。

2022年、皆様に良き風が吹くことを願っています。

遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019.04.08

声は至上の楽器~音楽療法の活用~

「耳心地の良い声は至上の楽器だ」と私は思います。

音楽の才能のある方に憧れます。

私も何かにつけ幾度となく取り組んでみたものの、全く身につけることができませんでした。

良い声を聴くと、綺麗な草花や風景を見たり、温泉にゆったり浸かるのと同じような癒しを実感します。

家での作業時には音楽をかけており

one ok rock

my first story

bishop briggs

sofi de la torre

eminem

maroon5

藤田麻衣子

foo fighters

linkin park

等の曲を流していることが多いです。

リズムや歌詞、楽器ももちろん大事ですが、私が最重視しているのは“声”です。

最近驚いた事は、one ok rockとmy first storyのボーカルがご兄弟だったという事です。

My first storyの曲を耳にしたとき、one ok rockの新曲が出たのかと思い、確認したら違うアーティストでした。

「声や発声が似ている人がいるものだな…」と思っていました。

私も姉と声がよく似ているといわれます。

"血縁者の声が似るのは、骨格が似るため響きが似るから"だそうです。

自分では自覚できないですが、このような感じなのだなと納得しました。

私は、音楽を音楽療法の一環としてうまく活用しています。

例えば、集中したいときやリラックスをしたいときに音楽をかけます。

音は耳でとらえますが、脳のブロードマン41・42野に到達し処理されることで知覚できます。

この脳領域の周辺部が音高を同定しようと活性化することが分かっており、それぞれの細胞は特定の周波数、またはその周波数の倍数の音に対して反応します。

耳心地の良い音楽は、いわば「脳のエステティシャン」の様なものではないでしょうか。

音楽療法は伝統医学の一つです。

これからの医療は、これまでの音楽療法等と統合したものになっていくように思います。

なぜなら、慢性疾患は私たちの生活に原因があり、ストレスコントロールも医療において無視できない問題だからです。

しかしながら伝統医療と言われていたものも、時代と共に発展した形態に変化していくため、過去のものではなく「未来医療」といえるのかもしれません。

皆さんも、日常生活の中に音楽を意識して活用されてみては如何でしょうか。

参考文献

平原達也,音を聞く聴覚の仕組み,日本音響学会誌66巻9号(2010),p458-465

筒井末春,音楽療法の歴史と発達,人間総合科学2巻(2001),p71-81

久保牧子,医療領域における音楽療法の役割,昭和音楽大学研究紀要(2005),p46-58

2018.01.25

犯罪者の栄養状態とは・・・

 脳神経伝達物質も栄養素からできています

これは考え方や感情に多大な影響があります

栄養状態がうまくいかないと・・・

‟犯罪者の脳”になりかねません

連続殺人鬼の栄養傾向は・・・

☆銅過剰

☆ビタミンB6不足

☆亜鉛不足

☆メチル化/葉酸比率のインバランス

☆過剰な酸化ストレス

☆アミノ酸のインバランス

でもこれって誰にでも可能性があるんです

多くの方が既に、銅過剰・ビタミンB6不足・亜鉛不足の項目を満たしているのが事実です

「あなたは食べた物でできています」

カップラーメンやコンビニ食、外食が主な方はとても危険です!!

栄養素次第で、幸せにもなるし、犯罪者にも為り兼ねないんです

誰でも自由に生きる、そして自由に選択できる権利があります

と同時に自分の健康は自己責任で誰のせいでもないです、自分のせいです

自己投資をすることが、一番の投資なんですよね

‟やった者勝ち”ですので、是非自己メンテナンスをしていきましょうね(^_-)-☆

2018.01.05

幸福感を充電するホルモンとは❣

 神経伝達物質は、主にアミノ酸・ペプチド類・モノアミン類に分類されます。

各物質が良いバランスを保持することで、社会生活を楽しく生きるが出来ます。

今回はモノアミン類の一つであるセロトニンに注目したいと思います。

セロトニンは“幸せホルモン”とも言われます。

重要な三大神経伝達物質の一つではありますが、脳内での分泌量は僅か2%にすぎません。この微量な量で多くの機能を果たしています。

体内には約10㎎のセロトニンがあり、その分布は90%が腸内、8%が血小板、残り2%が脳内に存在します。

セロトニンの重要な働きとは・・・

1脳を最適な覚醒状態を維持してくれる

2心のバランスを整えてくれる

3自律神経のバランスを整えてくれる

4痛みの調整をしてくれる

つまり心と体の活動バランスを整えてくれる物質です。

脳内で働くセロトニンは、脳幹で合成された脳内セロトニンが働きます。

腸で産生されたセロトニンは、脳の関所である血液脳関門を通過できないので、脳で働くセロトニンは頑張って脳で作るしかありません。

ですが腸内のセロトニン濃度が影響を及ぼすなど、無関係というわけではありません。

セロトニンの原料は必須アミノ酸の一つ、トリプトファンです。

トリプトファンの代謝経路は、いくつかあるのですが特に重要なのが、セロトニン経路とキヌレニン経路です。

炎症があると、セロトニン経路はストップしていまい、キヌレニン経路が優勢になります。

キノリン酸→活性型VB3になるには、B6が必要です。

不足すると、キノリン酸が多くなります。

キノリン酸には強い神経毒性があり、アルツハイマー型認知症、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、パーキンソン病等の疾患に関与しています

☆日光にはあまり当たらない

☆体温が36℃未満

☆血圧が低め

☆朝起きるのが苦手

☆良く噛んで食べない

☆生活習慣が不規則

☆仕事は部屋の中でデスクワーク中心

☆口呼吸が多い

☆肩こりや偏頭痛に悩んでいる

☆疲れやすい、疲れが取れない

☆日中に強い眠気を感じる

☆下痢または便秘を起こしやすい

☆猫背で姿勢が悪い

☆寝付きが悪い、眠りが浅い

☆あまり運動をしない

☆小さなことが気になって不安になる

☆イライラしやすい・気分が落ち込みやすい

☆あちこち痛い・痛みに過敏である

当てはまるものがありますか?

当てはまる項目が多い程セロトニンは不足しています

私は朝の日光浴とウォ―キングで、セロトニン量は丁度良くなってきました

‟セロトニン不足かも”という方は是非、朝の日光浴から始めてみて下さい。

幸せを一杯つかめる体質作りをしていきましょう

2017.12.26

ハグでオキシトシンを分泌しましょう

 オキシトシンは脳下垂体後葉という、小さな臓器から分泌されるホルモンです。

オキシトシンの生理作用は、子宮筋収縮による分娩の促進および授乳時の射乳反射を惹起することが、20 世紀初頭には知られていました。

教科書でも、「吸乳時や分娩時、子宮頸部及び膣の機械的刺激、乳児の泣き声などがオキシトシン分泌を誘起する」とそれぐらいの内容でしか学びません。

これだけ見ると、女性のホルモン?と勘違いしそうですよね。

オキシトシンは勿論男性にとっても重要なホルモンで、通常時の血中濃度は男女同程度のようです。

オキシトシンは別名、“幸せホルモン”や“愛情ホルモン”、“癒しホルモン”等とも言われており、幸せな人間関係を築く大切なホルモンです。

それに加え以下のような作用があることも分かってきており、注目されています。

・信頼、絆形成

・子育て行動

・生殖行動

・ストレス緩和

・抗不安作用

・抗炎症作用

・鎮痛作用

・摂食抑制作用

・アルコール摂取抑制

・射精、精子輸送

ヒトだけでなく、ペットやぬいぐるみでも、”ぎゅっ”とすることで分泌が増大することが指摘されています。

医師による触診は、診断のために欠かせないため、実施しているわけですが、不思議と疼痛が軽快したり、症状が改善することがあります。

その時点では治療しているわけではないのですが、この触れ合いも、オキシトシン分泌刺激となっているのかもしれません。

嫌いな人だと、かえってストレスになるのでそこは要注意ですね💦

ただ手を繋いだり、ハグすることで思いやりの気持ちが増大し、体調も良くなるなんて良い事尽くしですよね。

良い触れ合いの機会を増やしましょう!

インフルエンザも吹き飛ばせるかもしれません(^^♪

カレンダー

«4月»
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

ブログ内検索

フィード