上山院長ブログ

2019.03.29

現代医学と伝統医学の融合活用法

私は年に何回か熱発を起こします。

『何かおかしい、体が重いな』という予兆があり、徐々に関節痛と筋肉痛に見舞われ、体温が38℃まで上昇、そして約1~2日で自然と良くなります。

すぐに良くなるものの、体温上昇時の関節痛や筋肉痛で力が入るためか、全身の凝り症状が残り、完全回復までにはもう少し時間がかかります。

そこで最近は、当院で力を入れているオイルトリートメントやボディケアで調整しています。

適切で良いケアを受けると、施術中から効果を実感し、その後の揉み返しなどの不調もなく、ずっと調子が上がっていきます。

先日も体温が37℃後半とまだ高めな状態が続いていて、顔色も暗い状態だったのですが、約90分の施術後には顔色は明るくなり、体も軽くなりました。

(注:このような対処法は、人にうつる感染症が原因でない場合に限ります。インフルエンザや麻疹など、人にうつる可能性のある感染症が原因の体調不良時には、公共の場には行かないようにしましょう)

元筑波技術大学鍼灸学教授和久田哲司氏は論文「歴史に見るマッサージの効果」で、

「マッサージを含む手技療法は医療技術である。 手技の如何によって治療の成績に大きく影響する。 従って治療技術の修得に努めなければならない。 マッサージは本来、西洋医学における電気療法、水治療法など理学療法の一分野である。」

と記しています。

また日本ダイエット健康協会理事で医師の上馬塲和夫氏は論文「伝統医学の可能性、最も古いものに最も新しいものがある」で、

「伝統医学は共通して、体だけでなく心とSpiritualityのレベルへのホリスティックなアプローチ法を有している。 古い伝統医学ではあるが、将来の生命科学の雛形となる可能性がある」

と記し、現代医学と伝統医学を多面的に比較検討しています。

中でも興味深いのは、“ユナニ医学”です。

ユナニ医学とは、現在もインド・パキスタン亜大陸のイスラーム文化圏で行われている伝統医学であり、古代ギリシャ医学を起源としています。

自然治癒と病気の予防を重視し、生活習慣や環境を病気の原因と考え、生活指導や食事療法を行います。

“生薬”を使用したり、“身体摩擦法”(今でいうマッサージ、整体、整骨などによる身体調整法)や“精神療法”、“音楽療法”も取り入れられているようです。

現代医学といわれるものは19世紀後半から発展しているものを指し、現在の医療現場における主柱です。

しかし、その一方で数百年、数千年の歳月を経ても、今なお続いている伝統医学も、活用すべき医学だと思います。

私は、細菌感染症にかかった時には、現代医学に基づいて勿論適切に抗生剤を使用します。

ですが、私の原因不明の熱発の際は、抗生剤も解熱鎮痛剤も使用しません。

体を十分に温め、食とオイルトリートメントやボディケア、十分な睡眠をとることを治療がわりとして選んでいます。

何か一つの手法にこだわるよりも、状態に応じてできることの選択肢を可能な限り挙げて、その中から選択していく方が、良好な結果に繋がるように思います。

何を選ぶかや、それを実際に行動するかどうかは自分次第ですので、皆様がより良い判断ができるような最新の情報をより多く提供していけるようにしていきたいと思います。