Seminar

鹿児島の究め人達
第7回　ビューティーコアサポートセミナー

 発酵の原点たるお酒の深い話

世界的なウイスキー生産地として知られているのは、日本、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランドの5カ国で、これらの国で生産されたものは「5大ウイスキー」と呼ばれています。日本でのウィスキーが本格的に販売され始めてから約100年の歴史がありますが、最近はこの「5大ウイスキー」の中でも「ジャパニーズウィスキー」の人気と実力が益々高まっています。その理由は何なのでしょうか？ 日本の食文化においては、発酵食品が重要な役割を果たしており、長い歴史があります。お酒は世界的にみても人類最古の発酵食品の一つですが、パスツールが低温殺菌法を考案するなんと300年も前に、日本人は “火入れ”というお酒の殺菌法を確立し、既に実践していたということがわかっています。「発酵食品大国日本」の凄さがうかがえるエピソードですね。現在のようにインターネット上で情報がスピーディーに行きかう状況であれば、世界から絶賛されたのではないでしょうか。また、発酵は食品だけでなく、環境や工業にも欠かせないものであり、今後のバイオテクノロジーの発展における重要な技術の一つです。 今回は本坊酒造さんのウィスキーを試飲しながら、その奥深さを‘五感‘で垣間見ることのできるセミナーになるかと思います。発酵に不可欠な微生物と人との深い関りの一片を共に読み解いていきませんか？